猫は王様が好き。
王様は猫を愛している。
猫は鳥を愛してる。
王様は猫を別荘に連れて行く。
自分のツガイにするために。
猫は鳥に会いたいと鳴く。
王様は猫が鳴けないように首を絞める。
王様は逃げ出さないように足を切る。
王様は抵抗しないように腕を切る。
目も耳も歯も舌もあごも奪うと猫は静かになった。
王様の城で腹ペコの犬が鳴く。
王様は煩い犬を黙らせたい。
王様は犬に猫の体を食べさせる。
犬の空腹は満たされた?
それはきっと犬次第。
食べるのを拒む犬。
喜んで食べる犬。
餌の材料を知りたがる犬。
ならば自分はそれだろう。
犬は匂いを伝って材料を探す。
匂いのする王様を追っかける。
王様は別荘に帰る。
猫は小鳥を生んでいた。
王様は小鳥を可愛がる。
猫が小鳥を生めたのに驚いたから。
これは面白いと可愛がる。
羽ばたき始めた小鳥は鳥と出会う。
小鳥は始めて見る同じ種に興味を持つ。
鳥は自分を愛した猫の匂いをする小鳥に興味を持つ。
王様は小鳥と鳥をツガイにした。
そのほうが面白いから。
それが犬の知る答え。
猫は何も知らずに鳥を愛する。
式場を一人出た黒髪の人物は最後に一文書き足す。
王様と小鳥は親子じゃない。
それだけ書き込むと胸元にしまいこの場を後にする。
後に残るのは悲劇と惨劇。
そして純粋な愛情だけ。
変に長い上に分かりにくい話てすいません!
すべての真実は答えの中に。
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