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ナンワレとメイドさんに会いに行くたび二日目。
博多での朝・・・それは爆走から始まりました。
響き渡るカーとのタイヤ音。悲鳴と怒声。そして・・・別れ。
見事に乗る予定だった特急電車の後姿を見送ったところで二日目の朝は始まりました。
きゅーきゅー泣きながら二人で鈴木さんへの謝罪のメールを送るヒビキさんと熊さん。
夏のホームは暖かいのですが何だか心は冷たい気分です。だって次に来る電車を調べたら長崎行きは一時間後との事。
『ごめん鈴木さん!電車に乗り遅れた!予定より一時間遅れるよ』
さめざめ泣きながら送信です。まぁ電車に乗り遅れた理由の大半はヒビキさんにあるため反省モードが炸裂してます。
そりゃあ朝から化粧は長いは朝は必ず食べないと動けないわ移動のための荷物が多すぎるわ、さらに言えばなれていない博多という地で遅くまで起きすぎてたとか・・・・ていうか全部ヒビキさんが悪いです。死んで詫びます。
きゅーきゅーと泣きながらメイドさんに謝罪してると鈴木さんからお返事が。
『じゃあ一時間多く寝れますね!もう少し寝てます』
わぉ。
なんてポジティブだ鈴木さん。あまりのナンワレの大らかぷりに熊さんと感動しながらホームで鈴木さんの素晴らしさについて語り合いました。
それから待ち時間に朝食代わりのハンバーガーを食し始めたヒビキさん。それを見た熊さんが一言。
「佐世保バーガーを食べる予定じゃなかったですか?」
「!!!!」
説明しよう!佐世保バーガーとは長崎の名物(?)の巨大ハンバーガーである。大きさは約通常サイズの2〜5個分。サイズによってまちまちだがパンズのみならず挟まれる具の多さもまた魅力。ちなみに通は齧り付くために薄く潰して食べる・・・らしい。
そう、鈴木さんは前もって長崎食い倒れツアーをヒビキさんに提案しておりさらにその中に長崎名物である佐世保バーガーを入れていたのだ。
「きゅーーー!べ、べつにヒビキさんは鈴木さんの計画を忘れてたわけじゃないんだからねっ!」
ツンデレ風に叫びながらも内心は orz 状態なヒビキさん。九州に来て無意識にはしゃいでるのか長崎ツアー中のヒビキさんはテンションがおかしいです。まぁまだ長崎にすらたどり着いてないのですが。
そんなこんなで食い倒れツアーの前に腹ごしらえを済ましていたヒビキさんと熊さんは一時間遅れでやってきた電車に乗って一路長崎へ。夏休み・・・しかもお盆休みということで指定席じゃないからどうかと心配でしたがなんとか自由席に座り、旅を楽しみます。窓の外に見えるのは緑彩る山々やヒビキさんの住んでいる埼玉ではお目にかかれない広大な海。
「海!海っー!うーーーみーーーー!!!」
トランペットを欲しがる黒人の子供のように窓にへばりつきながらヒビキさんは見える景色に大絶叫をかましていました。いや、だって海なんですよ。蒼いんですよ。広いんですよ。なまじ海無し県ですごした時間が長いので海を見ると興奮する性質なのです。そんな熊さんは優しくヒビキさんを見守ってくれてました。
でも博多から長崎というのも長いものです。朝の電車ですが向こうにつく頃は昼前との事。一時間遅れなのもありますがとりあえず長い時間を潰さなきゃいけないのですがその間に語られるトークのテーマは勿論・・・リボ獄語り。さすがメイドさん!期待を外さないぜ!
その後は長崎につくまで当時始まったばかりの十年後考査やら熊さんのIPODでのリボ獄やうさぎさん閲覧など色々しながら過ごしておりました。
そして・・・訪れた運命のとき!
長崎到着!!!
「鈴木さん!」
目当ての人物を見つけ駆け寄るヒビキさん。ちなみに鈴木さんは横奥どおりカーとで表れたヒビキさんを見て半笑いだったような気がします。いや、だってお土産とか着替えとか色々夢とか詰め込んだらカートじゃないと無理だったんだよ。荷物をまとめるのが下手なのもありますが。
まぁとりあえず鈴木さん、熊さん、ヒビキさんの3人は近くの店のフードコートに着席。一度ヒビキさん一人がお手洗いではなれましたがその間、熊さんは鈴木さんに【昨日なんでヒビキさんが泣かされたのか】で攻められてたとかいないとか。お手洗いから帰ってきたとき熊さんが小さく震えてたのはヒビキさんの気のせいです、多分。そんなこんなで談笑を交わし無事にヒットマン饅頭のツナのマスコットを鈴木さんに継承された後、熊さんから鈴木さんにヒビキさんが譲渡されました。ここからはナンワレデートなのです。
「まずは何処に連れてってくれるんですか。鈴木さん!」
修学旅行で長崎に来て以来なのでワクテカのヒビキさん。しかも案内役は生まれて始めてご対面する鈴木さん。興奮が止まりません。
とりあえず食い倒れツアーの一件目は中華街にある鈴木さんお勧めのお店に向かうことに。駅から路面電車で中華街へと向かいます。ていうか路面電車にはしゃいでたヒビキさん。おのぼりさん全快です。
「そんなに珍しいですかね・・・?」
ポツリと呟く鈴木さん。えっと鈴木さん。路面電車があるほうが珍しいんだよ。自覚しようね。少なくともヒビキさんが住んでいる行動範囲内では路面電車はありませんから。そんな事を語りながら到着した中華街。修学旅行できたことは覚えていたのですが何分○年前のせいか記憶はウロです。
「はぁ・・・こんな所でしたかね」
ちなみにヒビキさんの中の修学旅行での長崎中華街の思い出は近くにダ○エーがあったということでしたw未だに現役でありましたが。
そしてとぼとぼと歩いていると目当てのお店発見。
・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?
行列できてる!!??
「か、開店前ですよね・・・・」
「人気のお店なんですよ。観光用の本とかに紹介されている有名店なんだそうですよ」
「すごいところなんですね・・・」
ヒビキさんと鈴木さんも行列に加わりましたが開店するまでまだその後も延びる伸びる行列。その後、食べ終わって出てきた頃には行列は大行列へと変貌を変えておりました。す、すごすぎだよ(ガクガク
それから直ぐに移動を開始した鈴木さん。移動先はヒビキさんも知っている中華街傍にあるダイエーでした。
「佐世保バーガーはここで食べれますよ」
そういう鈴木さんが語るとおり入り口にありました佐世保バーガー。まぁでもさっきのお店で食べたばかりということでスモールサイズを二人で分けましたが・・・やはり噂どおりデカイ!厚い!そしてアメリカン!スモールなのに良い食べ応えです。・・・傍でノーマル佐世保バーガーを食べてる方を見かけましたが・・・ヒビキさんの眼が確かならスモールの2倍はあった気がします・・・。そして食べ終わり次第横にあるお店でお好み焼きの今川焼き版のような食べ物を食べ、さらに移動。美味しいですがハイペースです。さすが食べ歩きツアー。名前に偽り無いです、鈴木さん。
それからは中古ショップで同人誌の少なさに嘆かされ、これまた鈴木さんお勧めのお店で白玉甘味を間食。鈴木さんのお勧めのお店は全て美味しかったですv長崎の素晴らしさに心を癒されながら向かった次の場所はナンワレたちから悪名高い
長 崎 ア ニ メ イ ト
鈴木さんからがっかりでしょんぼりなお店だと聞いてましたが、中に入ってみると・・・意外に普通?まぁ小さいんでしょう・・・ね。やはりお店が小さいぶん品揃えが少なくなってしまうみたいです。なまじヒビキさんがよく言ってると話していたアニメイトが本店だったりしたので比べるとアレでこれなんでしょうか?
それでもお互いの萌えの探求、そして獄受同人誌への追及を二人でかわしながらリボーン最新刊を買ってヒビキさん達は長崎アニメイトを去っていきました。
そしてそこからがある意味メインイベント。ヒビキさんにとっては二日連続のカラオケです☆
お盆中ということで前もって鈴木さんが予約してくれてた店に向かいみっちり時間まで熱唱。小休憩にリボーン単行本で英気を養いながらアリプロを熱唱します。たまに思い出したように別ジャンルに手を伸ばし・・・そしてアリプロ。ひぐらしや他のアニソンに手を伸ばし・・・再びアリプロ。そんなアリプロ漬けの数時間でしたが最後はナンワレ間でクロ獄ソングになっているメロディーズをデュエットして部屋を出ました。カラオケでのメロディーズは背景にPVが流れたために予想以上にヒートアップ。足を絡ませベッドでいちゃつき食事を食べさせあうところでは無駄に熱気がこもった歌い方になっていた事をヒビキさんは一生忘れないでしょう。
さてカラオケを出てから向かったのは鈴木さん曰く長崎で数少ないゲームショップ遊ING。そこで本屋とゲームを物色しながらお買い物を楽しみます。しかし長崎の本屋に来てヒビキさんが買ったものが・・・ライ○光クラブだったりなんだったり。だって地元で買おうとしたら売り切れてたんだもん!と半泣きになりながらナンワレに語り、これは観光に来て買うものなのかと悩みながらも結局買ってしまった一品です。だてに愛憎版(誤字にあらずw)だけあって良い重さと厚みでしたよ。
それからはヒビキさんリクエストの寿司を夕食に食してホテルへ早めのチェックイン。風呂に入り、お土産を交換し、DSで格闘しあった後はお待ちかねの
リ ア ル ナ ン ワ レ 会 議
どれだけこの日を待っていたことか。いつもネットワークを介してのメッセでの会話が主だっただけに生会議は白熱です。鈴木さんはベッドにねっころがりながらヒビキさんの妄想を絵にしたため、ヒビキさんはそれに燃え上がりながらネタを語り叫びます。ツナ獄、雲獄、骸獄、クロ獄・・・ヒートアップするに連れて会話の中に猟奇的内容やらオムツやら猫化やらマニアック用語が増えてきたことはご愛嬌。というかそれが無いとナンワレではありません。
最終的に時を忘れて語り合った初生ナンワレ会議は良い手ごたえを感じ、そして程よい心地よさと眠りを提供してくださいました。長崎の一日は長くて短い。そして楽しい時間は過ぎていくのがあっという間。それを身をもって体感した長崎での旅です。眠るのも惜しいナンワレの時間。しかし時は残酷に過ぎていくのでした。
そして翌日。長崎名物角煮まんを食しながらヒビキさんが乗る新幹線が来るまでの間を長崎駅の待合室で過ごします。残り少ない時間を悔いが残らないように過ごすために最後に二人でやったのは・・・DSでのチャット。最初は送り方すらわからなかった二人ですが、細い線が出せるようになった頃から予想以上の盛り上がりを見せました。
・・・・えぇ、ヒビキさんの見送りに着てくれてた熊さんの存在に気付かないくらい(酷)
熊さんも参加しての3人でのチャット。なぜか
「野生のもっさん」
という謎の迷台詞をのこし楽しかった時間は終わりました。新幹線に乗るまで見送ってくれた鈴木さんと熊さん!ヒビキさんは一人で帰りますが淋しくはありません。だってナンワレは心で繋がっていますから。
そんなこんなで本当に楽しかった長崎旅行!またいつかお二人に会える日を夢見てますよ!
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