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【7】 続ヤンデレ(仮) (雲獄/シリアス)
隼人と僕は世間から見れば家族だ。ただそれは世間から見ての話で実際に僕と彼女は血のつながりは一切ない。両親だって違うし生まれ育った環境も違う。少なくとも僕が彼女と出会うまでの5つまでの話だが。
初めて彼女と出会った5つの時、隼人は僕を兄のように慕ってくれてた。僕もそれに答えて妹のように彼女を可愛がった。一人っ子だった僕と隼人。近所で唯一年の近かった僕らがそんな関係になるのにはそれほど時間は要らなかった。
でもそれから直ぐに変化が訪れた。隼人が本当の姉になる日が来たのだ。隼人の母親に芽生えた新しい命。7つの僕はこれから起こる悲劇なんて知らなくってあの時は隼人と一緒に無邪気に喜んだっけ。
けど季節が変わって、隼人の兄弟が生まれるはずだったあの日。
隼人の母親は死んだ。交通事故だった。
運転手の飲酒運転と信号無視。
横断歩道を渡り僕と隼人を公園まで迎えに来た時の悲劇だった。
身重の母親と小さな命は無残に散らされた。
愚かな運転手の手によって・・・僕と隼人の目の前で。
僕も隼人も始めてみた身近な人の死というショックでその後のことは覚えていなかった。泣いていた隼人の父親。線香の匂い。震える腕で隼人と僕を抱きしめてくれた僕の両親。昇る煙。並んだ小さな壷と大きな壷。断片的な記憶。唯一記憶に残っているのは遺影にあった隼人の母親の優しい微笑だけだった。
あれから隼人は暗くなった。無邪気だった笑みは少なくなり、感情が出る事も減った。それでも残された父親に心配をかけたくないと気丈に振舞った。幼いなりに父親のショックが分かっていたのだろう。それから母親の代わりに家事もこなす隼人の姿は無理やり悲しみを誤魔化そうとしえいるようにも見えて僕は胸が苦しかった。
僕も“兄”として彼女を支えた。母親がいないことで苛める奴らから隼人を守ったし、家事と学業をこなす彼女の手伝いもした。僕の両親もご近所のこととあってよく隼人の事を気をかけてくれたっけ。隼人同様悲しみを誤魔化すために仕事に走った隼人の父親に代わって一緒にご飯を食べたり、時には泊まらせたりもした。「隼人ちゃんが恭ちゃんのお嫁さんになってくれればいいのにね」なんて冗談交じりに言っていた僕の母親。隼人はそれに頬を染めて俯いてたっけ。けどね、僕はそんな母親の言葉に反論は出来なかったんだよ。僕は・・・妹としてではなく一人の異性として彼女を愛していたから。
そんな日々を過ごせば時が経つのも早いもので気がつくと僕と彼女は中学生になっていた。
相変わらず家事と学業の両立に忙しい彼女に恋愛と言う負担をかけられなくて僕は相変わらず兄と言う立場を貫き、影ながら手を貸し続けた。当たり前の毎日だった。それが日常になっていた。
けど何でだろうね。ささやかな幸せを掴もうとしたときに何時でも崩壊は訪れる。
形がある限りいつか崩れると言うけれどそれは何でこんなに早いのだろう。彼女が作った砂の城。それを崩す波は身近なところから訪れた。
海外に単身赴任している隼人の父親からの電話。
知らされたのは隼人の父親の再婚。
それと・・・・・・・・再婚相手の妊娠。
隼人が壊れるのはあっという間だった。
隼人の父親からすれば新しい母親は隼人の救いになると思ったのだろう。新し命の誕生は隼人の喜びに繋がると信じていたのだろう。けど違う。そんなのただのエゴだ。
パパはね、ママをずっと愛しているよ。
―隼人が望んだのは両親の変わらない愛
隼人ももうすぐお姉ちゃんだね。
―隼人が願ったのはただ一人の母から生まれる命
泣き叫ぶ隼人。暴れ、家中のものを恐し、最後には禁忌の箱に手をかけた。
それは隼人の母親と生まれて来れなかった命の詰まった壷。半狂乱で笑いながら骨を待ち散らし、横に並んでいた遺影に火を放つ。仏壇は父親のゴルフクラブで破壊して、今朝まで綺麗に飾っていた花達は両手でその花びらを散らした。
僕には何も出来なかった。見てることしか。
耳に入るのは壊れた隼人の笑い声と、携帯越しに聞こえてくる嗚咽交じりの隼人の父親の謝罪の言葉。僕は床に落とされた携帯電話を拾い上げると淡々と言葉を紡ぐ。
「隼人はやっと母親の死から立ち直ろうとしてたのに余計な事をしてくれたね」
「気丈に振舞っていたけれど影で落ち込んだりないてたりした事を知らなかったわけじゃないでしょ」
「最初から最後まで隼人の事を思えなかった貴方を僕はけして許さない」
それだけいうと僕は携帯電話を切り床に投げた。そして燃え盛る遺影に微笑む隼人に歩み寄る。
「隼人・・・」
彼女の悲しみは想像以上だったのだろう。可哀想な隼人。
しかし・・・火に向かって微笑む彼女の様子は何か違っていた。目に宿るのは狂気。彼女の唇から紡がれるのは・・・ありもしない幻想。
「パパとママはいつでも愛し合っているの。そして何時だって私達を思っていてくれてるの。幸せな家族。お互いに思いあって愛し合って理想的な家族。誰もこの絆は壊せない。ずっとずっと永遠に幸せ」
呪文のように呟く隼人。僕はあの時どうすればよかった?どうすれば彼女を救えた?
「今、パパのお仕事が忙しくってパパを愛してるママはパパを追って海外にいってしまったの」
燃やされた遺影。壊された仏壇。彼女の仲に母の死を証明するものはない。
「だから・・・淋しいかもしれないけど・・・・」
風に散った骨。綺麗に飾られてた花。彼女の中で消されたものは・・・・。
「おねえちゃんといっしょに、パパとママの帰りを待とうね」
姉になれなかった現実。
彼女は否定した。幸せな家族のために。
微笑む彼女にそれを突きつけることは出来なかった。愛する彼女に現実を伝える勇気はなかった。ごめんね、弱い僕を許して。君を愛してるから僕には何も出来ない。
「うん、おねえちゃんといっしょならだいじょうぶだよ」
そう呟くと僕は彼女を抱きしめ嗚咽を漏らした。
下の【5】とリンクしていますw |
【6】 指を折って数えてみた (リボ獄/シリアス?)
ある晴れた日の午後。
俺はエスプレッソを片手に会話をしていた。
「俺はリボーンさんが嫌いです」
リボルバーを片手に笑顔でそう言うのは獄寺。
奴は引き金に指を乗せると銃口を俺の額に当てる。
「いつでも余裕な態度が嫌いです」
カチリ
引き金が一度引かれた。
「格好良い所が嫌いです」
カチリ
再び引き金が引かれる。
俺はそれを眼をそらすことなく見つめながらエスプレッソに口をつけた。
「優雅に珈琲を飲む姿も嫌いです」
カチリ
獄寺は何の戸惑いも無く引き金を引く。
俺もなんの干渉も無くそれを見ている。
最凶の殺し屋と呼ばれる俺と、ボンゴレ十代目の右腕のお前。
マフィアの世界なら名前を聞くだけで震え上がる存在の俺たちは一体何をやっているのだろう。
けど獄寺は銃を降ろすことも無く、俺は逃げもせずただ見つめ続けた。
「俺と一緒にいるのに考え事をするのも嫌いです」
カチリ
音だけが響き渡る。
獄寺はただ笑顔で、俺は比例して無表情。
「・・・・表情一つ変えない貴方が大嫌いです」
カチリ
獄寺がそう言いながら引き金を引くのを見ると俺はため息ばかりに口を開いた。
「俺は・・・素直じゃないお前が嫌いだ」
俺の言葉を聞いて獄寺は目を見開いて驚く。
あぁ、やっと笑顔以外の表情を向けたな。
気持ち悪い笑顔なんかより俺はこっちのほうが好みだぞ。
「どうしましょう」
獄寺は頬に手を当てて俯く。
「殺したいほど大好きです・・・リボーンさん」
小さく呟く獄寺の手から落ちた拳銃。
その中からたった一発、放たれなかった銃弾が床に転がった。
嫌いといわれて焦る獄となんだかんだで両思いなリボーンさん。 |
【5】 ヤンデレ(仮) (雲獄/シリアス?)
「しょうがないな」
「しっかりしろよ」
「雲雀は俺がいないと何も出来ないんだから」
それがいつもの彼女の口癖。
「今日は雲雀の好物をばっかりなんだぞ」
笑顔の隼人はそう言いながら持ってきたお弁当をカバンから出した。
弁当はもちろん隼人の手作り。隼人は料理が上手い。幼い頃に母親を亡くした彼女は小さいうちから家事をこなしてきたので家庭料理はこの歳にして完璧だ。パカっと可愛らしい音を立てて開けられた弁当箱。中には綺麗につめられたおかず達。
卵焼き、肉じゃが、胡麻和え、焼き魚・・・。内容は僕好みの和食でまとめられてる。
「お前は洋食だと食べないもんな。好き嫌いなおさないと駄目だぞ」
ちょっと困ったように呟きながらご飯を箸に挟んで僕の口に運んでくる。僕はそれを黙って口に入れる。
味は今日も悪くない。たとえ、おかずが昨日と同じものでも僕は食べることが出来る。それが何ヶ月も前から同じおかずと内容で味も変わらなくても僕は残さず食べる。
「お前は本当に和食が好きだよな」
くすくす笑いながら今度は焼き鮭の骨を丁寧にとっていく。
小さな骨さえ彼女は許さない。わずかな骨が残っていようものなら隼人は原形をとどめないくらいほぐしてでも魚の“身”だけを僕に食べさせる。
「まったく・・・雲雀は俺がこうしてやらないと何も食べれないんだから」
呆れ気味にささやいて僕の口を拭く。
“ごちそうさまでした”
僕は結局口以外を動かさずに食事を終えた。
和食だけの弁当を作ってくるのは8年前に僕が和食が好きだといったから。
卵焼きと焼き鮭と肉じゃがと胡麻和えがお弁当にいつも入ってるのは6年前に僕がおかずのリクエストで聞かれて答えたから。
魚の骨を外してくれるのは僕が3年前に魚を食べてたときに小骨を喉にひっかけてしまったことがあるから。
「残さず食べれたな、えらいぞ」
空っぽになった弁当箱をしまって隼人は満足そうだった。隼人が満足なら構わない。隼人の幸せが僕の幸せ。
そう自分に言い聞かせて、結局何も注文しないまま僕らはファミレスを出た。
隼人の作った食事以外をとらないのは僕が10年前に始めて作った隼人の料理を褒めたから。
ヤンデレ獄。雲雀さんを幼児扱いしてる過保護な獄が書きたかった。 |
【4】 溺れた魚 (雲獄/シリアス)
片手でもてるくらいの水槽の中で黒い金魚が浮いていた。
泳いでいた、では無くて浮いていた。黒い体の中で唯一白いお腹をさらけ出しながら。その姿は無様だと思ったけど僕はあえて口に出さずに頭の中で指を折り数を数える。
「5,6,7,8・・・9ヶ月。思ったより長生きだったじゃないか」
そんな月日を示したって、君の涙は止められない。夏祭りの夜に気まぐれに君が拾い上げた小さな金魚。おわんの中に受け止めたとき、君は今とは真逆で笑ってた。
「3日もてばいい方なんだから・・・年を越せただけでも幸せだったよ」
お祭りの金魚って言えば儚い命の代表格なんだから。手に入るのは簡単だけど命を永らえさせるのは手間と苦労が必要だ。
なのに君はその苦労もいとわずに手間をかけて育ててたね。適温の水と恵まれた餌に囲まれて、一匹だけの水槽の中でも黒い金魚は幸せだったよ。保障する。
「なんだって君は命に敏感なんだろうね」
命を奪う仕事のくせに、君はこんな小さな命に涙を流す。不思議で滑稽で・・・それでいて繊細すぎる君の心。余計なお世話かもしれないけど君のこれからが凄く心配だよ。
「ねぇ、いい加減に泣き止んで」
こんな事でいちいち涙を流してたらこれからの長い人生持たないよ。こんなことで泣いていたらあと数日で君の涙のタンクは枯れてしまうに違いない。だから泣き止んで、お願いだよ。
君との最後をこんな形で終わらせたくないんだ。
『十代目・・・雲雀が死んじゃいました』
『雲雀?ってあの夏祭りのときに君がとった金魚のこと?』
『はい・・・今朝見たら・・・水槽で浮いてて・・・』
『そっか、それで今朝遅刻したんだね』
『はい・・・』
『まぁいいや。先生も何もいってなかったし。今日学校終わったら一緒に埋めようね』
『・・・・はい・・・』
君の手にはコップの中で浮かぶ黒い金魚。
君の隣の男の手には墓石の代わりの木の板。
さようなら、さようなら。一匹だけの水槽の中でも君がいたから幸せだったよ。
祭囃子の中で君に会えた奇跡に感謝して・・・さようなら。
意味不明な作品。金魚な雲雀さんってことです(説明が無いと分からないって)。
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【3】 午後は○○ (カプなし/ギャグ)
・・・はい、それでは次は“皆で解決!身内の人生相談”の時間です。
最初のお便りはペンネーム「セレブなママ」さんからいただきました。
『最近、娘のことで悩んでおります。
娘は以前はすごく大人しい性格で自分の思ってることもはっきり言えない子で、
一人籠もっていることが多かったのですがある事故を境に態度が豹変してしまいました。
以前の大人しさが嘘のように夜中に家を勝手に抜け出すようになりましたし
学校の制服を過激に改造をしては露出の高い格好を好むようになったり・・・。
近所の方が偶然見たときなど複数の男性と一緒にいる姿も目撃されてますし、
私自身も柄の悪い男子学生と歩いているところを見たことがあります。
娘はまだ中学生。間違いが起きてからでは遅いと思うのですが
この頃では家にもめったに帰らず何処かの廃墟に泊り込んでいて
あって落ち着いて話をすることも出来ません。
最近、見たときは本名じゃない名前で呼ばれていて『幻』がどうとか
『三途の川ら』やら『私の右目と繋がっている』とか
不思議な会話をしていて声をかけそびれてしまいました。
もしかしたら宗教団体などに利用されているのでしょうか?
思えば奇抜な髪型にするようになったり、
槍のような凶器を持ち歩くようになったりと心当たりが多数あります。
今更ながら母子の仲を修復したいと思うのは都合のいい話だと自分でも思うのですが
このままでは娘の将来が不安で仕方ありません。
どうか良いお答えがありましたらよろしくお願いいたします』
と、言うことだそうです。
ラジオをお聞きのリスナーの皆さん。
いい御意見がありましたらぜひぜひコチラにお電話ください!
番号は012・・・
「十代目・・・」
「どうしたの、獄寺くん」
「これって・・・電話すべきですかね?」
「さぁ、ほっといていいんじゃないの」
「はぁ・・・十代目がそうおっしゃるなら・・・」
その頃クロームさんはどこかでくしゃみしてました。
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【2】 菩提樹 (黒ツナ←獄/シリアス)
俺は貴方に降り注ぐモノがなんであろうと許せない。
それが天から降る冷たい雨水だとしても。
そんな俺は貴方の役に立ててますか?
「せいぜい役に立ってね」
貴方がそう言うから俺は貴方の前に立ちました。貴方の役に立てるように。
はなたれた銃弾。響く銃声。痛みは感じません。痛い、と感じる時間がありませんでしたから。
「隼人君!」
「誰かシャマルを呼んで来てくれ!」
「しっかりしろ!」
色んな声が俺を中心に聞こえます。けどあの人の声が聞こえません。
貴方は他の部下に囲まれて、少し離れたところから俺を見ていました。
怒っていますか?笑っていますか?
霞む目に見えたのは茶色のスーツに染み付いた赤い染み。
それが彼の血ではないことは明らかです。
俺が庇ったときについた血。俺から流れ出した血。
「ごめ・・・んなさい・・・。服・・・汚しちゃいましたね・・・」
途切れ途切れに言うと、やっと貴方の声が聞こえました。
「謝るのが遅いよ」
俺を見下ろしてた誰かが哀れむような声をあげたのが耳に入りました。
俺は貴方に降り注ぐモノがなんであろうと許せない。
それが貴方を傷つけないために流れた俺自身の血だとしても。
天野月子さんの菩提樹をイメージしたはずですが・・・あれ?
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【1】 骸襲撃 (カプ無し/ギャグ)
それは川が流れお花が沢山咲いている場所でのお話。
「あ・・・・あっち側で小さいとき死んだ曾お爺ちゃんが手を振ってる」
俗に言うお花畑と言われるところに立っていたクロームは何の疑問もなく向こう岸に向かって手を振っていた。
「クローム・・・随分馴染んでますね」
「まぁ、昨日今日の話じゃないので慣れました」
クロームの隣に立っているのは六道骸。
そして前に流れる川は有名な三途の川ら。
骸に修行の場所としてここに連れてこられた当日は驚いたが、毎日のように来るようになってしまった今では曾祖父への対応も、三途の川らの脱衣婆への挨拶も手馴れたものになってしまった。
「で、骸様。今日の修行は何ですか?」
曾祖父が安心して帰ったの(?)を見送るとクロームは持っていた三股の槍をギュッと握り締める。
戦闘方法。幻覚の術。生身の体ではないとはいえ今までの修行はハードなものだった。
一体これからどんな試練が始まるのだろう?けれどどんなことでも骸様のために乗り越えてみせる!
だが、決意を固めるクロームに手渡されたのは一冊の本。
「簡単・・・イタリア語講座」
「これからクロームにはイタリア語を勉強してもらいます」
「・・・・・・・・・・・・・・・・は・・・はぁ」
心の中で“なんでやねん”と思わずキャラを変えてまで裏手でツッコミを入れるクローム。
だが、骸は本気だった。
「クロームの初登場はイタリア語で決めるつもりです。自己紹介をイタリア語でしてボンゴレ十代目の度肝を抜いてやりなさい」
「・・・・・・・意味が分かりません骸様」
「あなたならやってくれると信じてますよ?“かわいい僕”のクローム」
「・・・・・・・・・アクセントのせいか意味が違って聞こえます骸様」
「あと笑い方も練習してもらわなきゃですね。ポイントは“クフフ”のフは“HU”はじゃなくて“FU”のところですよ」
「・・・・・・・・・・・・・本気でわけが分かりません、骸様」
どんな試練でも乗り越えようと決意したばかりなのに何故かどんどん萎えていく。
しかしクロームには分かる。骸はどこまでも本気なのだ。
「そして全てが終了したら卒業記念としてこのヘアスタイルを伝授しますよ、クローム」
「・・・・・・・・・・・・・・・・えっと・・・喜べるポイントが分かりません骸様」
思わず遠い目をするクロームに、楽しくて仕方が無いという感じの骸。
結局。全ての事を伝授されたクロームは骸にプロデュースれるまま『クローム襲撃』という形で本誌での華々しいデビューを飾るのはそれから数日後の話である。
(強制終了)
初登場のクロームさんのイタリア語はなんだったんだろと疑問から出来た話。骸さんが壊れててすいません。
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