※ちいさい獄の話ですよ※




ハヤト「じゅーだいめv」

ツナ「あれ、ハヤトちゃん。今日は制服なんだ」

ハヤト「はい!やっとアルトゥリェーリ(昨日)、完成したんです」

ツナ「へーちゃんとウチの女子の制服が小さくなってるね」

ハヤト「似合いますか?似合いますか?」

ツナ「うん、可愛いよ」

ハヤト「わーいvvvv」

山本「・・・・・・・・・」

ツナ「あれ、山本?どうしたの、黙り込んで」

山本「・・・・気にいらねえな」

ツナ「へ?」

山本「だってコイツ、3歳児だろ!3歳って言ったら・・・・」

ツナ「言ったら?」

山本「制服は園児服だろうが!」

ツナ「(滝汗)」

山本「確かに中学通うなら
    俺たちと同じ制服じゃなきゃだめだろうけどさ・・・・(ぶつぶつ)」

ツナ「・・・・・や、山本・・・・」

山本「せめてスモッグとか・・・あぁ、そういえば俺のお古がまだ家に・・・・」

ツナ「・・・・・・・(かなり引き気味)」

山本「そういうわけでツナ!俺、今日は早退する」

ツナ「へ?そういうわけってどういうわけ」

山本「大事な用を思い出したんだ!それじゃあ!!」

ツナ「って山本!山本ーーーーー・・・・・いっちゃった」

ハヤト「あれ?まだマーネ(朝)なのに帰っちゃったんですか??」


(キーンコーンカーンコーン)


先生「ほらーみんな席に着け。授業始めるぞーー」

ツナ「あ、先生来ちゃった・・・」

先生「お、山本の姿が見えないが・・・今日は休みか?」

ツナ「えっと・・・なんていうか・・・
心の病気で早退しました」

先生「は?」

ツナ「・・・これ以上・・・聞かないでください・・・・」





(苦労性のツナ)





※ちいさい獄の話ですよ※






山本「はぁはぁ・・・・ツナ・・・・・」

ツナ「うわ!山本・・・・」

山本「これ・・・・獄寺に・・・・(ぜーはーぜーはー)」

ハヤト「これ・・・?じゅーだいめ、これなんですか」

ツナ「これは幼稚園児とかがお遊戯とかでよく着てるスモッグ・・・・。
   授業抜け出して、本当に家まで取り行ってきたんだ・・・;;;」

山本「さぁ、頼む!一生のお願いだ!!
   今すぐコレを着てくれ!!!さぁ!さぁ!!」

ハヤト「じゅじゅじゅじゅじゅーだいめ!!ヤマモトが怖いです;;;」

ツナ「山本・・・お前中学生なのに“一生”なんてまだ早い気が・・・」

山本「時期なんて関係ない!というか今逃したらどうなるんだ!!」

ツナ「そんなこと鼻息荒くして言われても・・・・」

ハヤト「じゅーだいめ・・・どうしましょうか・・・」

山本「たーのーむーーー(土下座)」

ツナ「はぁ・・・しょうがないね。ハヤトちゃん着てあげて」

ハヤト「じゅーだいめのデクレート(命令)なら・・・・)


(着替え中)


ツナ「う〜んやっぱりサイズもぴったりだね」

山本「・・・・・」

ツナ「どうしたの山本。黙り込んじゃって?」

山本「シュゴーーープシュー・・・・」

ツナ「や、山本・・・;;;;」

ハヤト「なんか口から煙が出てますよ・・・・・」

山本「キュピーン・・・」

ツナ「やややややや山本!!!!???」

ハヤト「じゅじゅじゅじゅじゅーだいめ!
     ヤマモトの目がアッロサメント(赤くなっていく)です!!」

山本「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・」

ツナ&ハヤト「わぁぁぁぁぁぁ(涙目)」


(きーんこーんかーんこーん)



山本「(ピタッ)あ、授業が始まる」

ツナ「へ?」

山本「なにぼーっとしてんだツナ。先生来る前に席もどれよ」

ツナ「・・・・正気にもどってる・・・?」

ハヤト「・・・・・で、ですね」

山本「ん?」

ツナ&ハヤト「(た、たすかった〜〜〜)」





(予鈴の鐘で止まるのは学生の本分です)